ABOUT HAPPO-SHIRAKAMI GEOPARK
ABOUT HAPPO-SHIRAKAMI GEOPARK
八峰白神ジオパークは、世界でも稀な、手つかずの自然が残された白神山地の森や水の恩恵を受けて、人々は美しい自然への畏敬の念を抱き、世代を超えてそれを保護してきました。ここでは、白神の大地の「ジオ(地形・地質)」「エコ(動物・植物)」「ヒト(歴史・文化)」の3つの要素のつながりを楽しく学ぶことができます。
HAPPO-SHIRAKAMI GEOPARK AREA
HAPPO-SHIRAKAMI GEOPARK AREA
「八峰白神ジオパーク」は、秋田県北西部に位置する八峰町全域をエリアとしてしています。
海岸部のみならず白神山地周辺や里山など20カ所のみどころがあります。
FEATURES OF HAPPO-SHIRAKAMI GEOPARK
FEATURES OF HAPPO-SHIRAKAMI GEOPARK
八峰白神ジオパークは主として中生代白亜紀にできた花崗岩の基盤がエリアの北側に位置し、それを覆う新生代第三紀の堆積岩とそれを貫く貫入岩類がエリアの多くの場所に分布します。この地域は、新第三紀の終わり頃(約300万年前)から現在まで隆起し続けたために、白神山地の深い谷と崩落地形、海岸・河岸段丘などの多様な地形を有しているのが特徴です。
また、白神山地の原生的ブナ林を始めとした豊かな生態系と、そこからもたらされる豊富な水が日本海に注ぎ込むことにより、ハタハタなどの豊かな漁場が発達しています。
八峰白神ジオパークの大地は下図のように大きく4つの時代に分けられます。
(白亜紀後期、1億4500万年前~6600万年前)
白神山地の基盤となる花崗岩は、地下の深いところでゆっくり固まりました。この時代は日本はまだ大陸の一部でした。
☆板貝海岸、須郷岬
(中新世前期、2303万年前~1597万年前)
いわゆるグリーンタフという、火山岩の形成した時代です。この時代は日本海が拡大し、黒鉱の鉱床もこの時代に形成しました。
☆白神のスフィンクス、岩館の貫入岩体
(中新世後期、1163万年前~533万年前)
八峰町の北部海岸で観察できる素波里安山岩は、グリーンタフよりも新しい時代に形成しました。この時代は海底火山が活発に活動していました。
☆椿海岸の柱状節理、白瀑
(第四紀、258万年前~現在)
白神山地は300万年前から隆起し高くなりました。その過程で山では険しい谷、海岸では海成段丘が発達し、独自の自然や文化を育みました。
☆砂丘、段丘、地すべり
八峰白神ジオパークでは、白神山地の誕生から人々の暮らしの物語をまるごと体感できるなど思わず「へぇ〜!」「なるほど!」と言ってしまう驚きと感動にあふれています。
八峰白神ジオパークで、学び、遊び、食べて…五感を使って、大地を、地球を感じてください。
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